ここ数年、誕生日ひとり旅が私のなかでの決まりごと。
「なんでわざわざ誕生日にひとり?さみしくない?」と、言われることも多かったけれど、私にとっては自分を解放して許すことができる大切な時間だった。
23歳頃、”友達って何?”という疑問が私のなかで最大級になって。周りの友達とのどうしようもない違和感やズレに気付いて、いくつかの関係を終わらせた。
大切に思っているはずの友達と、何かが絶対的にズレてる気がした。”あなたにとって私は何?”という気持ちが、気付いたらもう拭えなくなっていた。
大切だと思っていたはずなのに、気を遣って怖がって自分を隠して、苦手意識が彼女たちとの関係を覆っていて、楽しめなくなっていた。
でもそれは彼女たちが悪いんじゃない。その壁を作ったのも、越えられなかったのは私。私が変わらないと、きっとだめなんだって。
もともとひとりが好きではあったけど、そう気付いてからひとりで過ごす時間を増やした。行こうか迷った誘いは、自分の時間を優先して行かないという選択をとるようにした。
自分の中の違和感や、なんで?どうして?を知らなきゃ、このループからは抜け出せないんだって思ったから。
そして、そんなことを考えていたら誕生日に誰といていいのかわからなくなって。祝ってもらうという思考を変えて、自分のためだけに使う日にシフトして、ひとり旅をすることにしたのです。
海のある場所をテーマに鎌倉・江ノ島からスタートして、毎年少しずつ南下。
29歳のB.Dには、びゅんと飛んで沖縄へ。
そして、30代はNYひとり旅!なんて思ったのだけれど、世界情勢や周りの心配もありNYはいったん見送ることに。
とはいえ、私にとって大事な節目の30歳。
一年を振り返るため、これからの一年を描くために”ひとり旅”にこだわっていたのだけれど、自分と向き合う時間はもう十分に過ごしてきたし、ある程度リズムがつかめてきた今の自分には、自分と向き合う旅がしっくりこなくなってることに気づいたの。
そう思ったときに、「じゃあ誰に会いたいんだろう?」って思い浮かべたのは、地元の友達やその家族。
結婚式とかでもない限り、なかなか会うことも少なくなってきた彼女たちに会って、思いっきり笑って過ごす誕生日もいいんじゃない?と。
決めたのは、行く日から3週間前。
とりあえず会いたい人にLINEを送りまくり。忙しい中、予定を調整してくれた友達たちには感謝です!
そんな大阪旅行記も少しずつ残していきますね。
誕生日ひとり旅、心細かったり寂しい気持ちももちろんあったけど、私には必要な時間の過ごし方でした。
周りとの関係性に迷っているときや、自分を見つめ直したいときにはとてもおすすめです。