言葉と嘘と真実。

言葉を書くことが好きだ。
だから、書いて歌うということを選んだ。

でもあの頃の私は、うまくならなきゃ、きれいにまとめなきゃ。そればかり考えていた。気づけば、何がしたいのかわからなくなってた。

人前で歌うのをやめた。

この嘘だらけの歌じゃ、誰の心にも届かないって気づいてしまった。

ライターの仕事をはじめた。
言葉を書く形が変わった。

そして今、どこかで「ライターの私」を俯瞰している自分がいる。

同じ言葉を扱うでも、別物だとやっと理解を超えて体感した。
どちらが良い悪いではなく。

でも、どちらも私から出た言葉なのに、という疑問もつきまとってる。

その2つの私の中間で、『sunsetnote』という、オトナ女子メディアを作ろうと思った。
”何でもない日常も大切な1日だから、心を贅沢に過ごしてほしい” そんな思いで発信していこうと思ってた。

あとは記事をいくつか書けばリリース、というところまでサイトはできあがっているのだけれど、私が届けたいのは「これじゃない」気がした。その理由をずっと考えてた。

結局、きれいすぎた。
これだけじゃ、だめだ。

書いた言葉にも、コンセプトにも嘘はない。
ただ、それだけじゃだめな気がした。

読み返しても、「私が書かなくてもいいじゃない」と思ったし、どこかで聞いたことあることばかり。量産された記事と同じ。

そう気づいた。

 

私がこれまで、自分と向き合ってもがいて見えたのが『sunset note』で描きたい穏やかな世界。

昔の私は、そんな世界があることなんて想像もできなかったり、教えられたとしてもきっと信じられなかった。

きれいごとばかりじゃない。
しんどいことの方が多い。

人のことなんてどうでもいいし、自分のことも好きじゃなかった。

だけど、今だからわかることがある。
なんでどうして、って自分や周りと向き合ったからこそわかったことがある。

でもその過程は綺麗な言葉だけじゃ書くことはできない。
でもそれは、私だからこそ書けることかもしれない。

キラキラした世界や手放しのハッピーじゃない、その裏側にあるもの。

そのどちらもを書くことで、私と、書いた言葉との違和感が消える。
やっとそれに気づいた。

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